送別会終わった。本当に嬉しかったしフォーチュンクッキーのムービーも最高だった。 明日は卒業式予行!! すごい寂しい
— あきら (@akiralan) 2014, 2月 27
定時制の高校へ入学し、それから四年間を過ごした僕も遂に卒業式を迎えました。
当日はバイトをしてから一旦家に戻りスーツを着て学校へ向かったのですが、そこから話が始まります。
※長文です。ご注意下さい。
「ご卒業おめでとうございま~す!」
校門の前に2人のおばさまが立ち、ピンク色のビラを撒いていました。
クロスバイクで登校した僕は、すぐさま先生方と答辞の練習をする予定だったので大分速度が出ていたと思います。
ですが、上記のお言葉を掛けてくださる上にこちらへビラを渡してこようとするので受け取りました。
受け取った際は、直ぐバッグにしまい込み職員室へ向かったので直ぐに内容を見たわけではありません。
しかし、職員室へ行っても用事のある先生がいらっしゃらなかったので教室に行くことにしました。
その時にこのビラを見たのですが、瞬時にピンッと来ましたね。
気持ち悪いのを貰ってしまったね、と。
“卒業生・在校生、教職員、保護者の皆さん 誰にも立たない、歌わない自由があります。”
まず、「君が代」という日本の国歌を歌うことが“再び戦争の時代に繋がる”という意味が理解できません。
「(前略)決定することのできるのは皆さんひとりひとりです。きょうはそういう門出の日です。」
そうなんです。貰ったチラシやテレビ番組、はたまたネット全体、まとめサイト等の情報を
鵜呑みにする事が、その先どんな悪影響を及ぼすのか。そんなことを考えさせられました。
そして下の方に
「都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネットワーク(090-5415-0194)」
「都教委包囲ネットのブログ http://houinet.blogspot.jp/」
というチラシの発行、配布元と思われる団体名と電話番号、サイトURLがあったので見てみました。
その感想は後ほど。
ご丁寧に両面印刷。
裏は僕のようなバカでも読みやすいマンガ風味。風刺画ですね。
〈2014年の今は1944の戦争の時と似てきた〉
政治でも原発事故でもウソと秘密がまかり通ってる。ウソと秘密で戦争は始まる。
―この表現方法こそが戦争時の様な、今で言えば北朝鮮の様な感じがするんですけどね。
2014年の枠内、安倍首相と思われる人物が「君が代 愛国 国防」と言っている。
その三つとも全く意味が違うのに、一括りにしているところに洗脳されないよう気をつけたい。
「君が代」について。
まず、世界中どの国にも国歌というのが必ずある。
国によっては法令化していない場合もあるけれど、「事実上の国歌」として歌われる。
日本の公用語が日本語なのも「法令化してないが事実上の公用語」という位置付けなのと一緒。
内容(歌詞の意味)については人それぞれ解釈が違うみたいですが、
「天皇の治める日本という国が恒久的に続きますように。」という内容になるそうです。
※wikipediaだけでなく多くのサイトを訪問後、あくまでも自己流での解釈。これが正解ではない。
時代はさかのぼり平安時代に詠まれた詩が元になっているという事も初めて知りました。
そして日本教職員組合やこの都教委包囲ネットなどの団体がこれを嫌がる理由として、
①歌詞の制定が明治維新以降であること
②戦時中、日本の神様として崇拝された「天皇」の世が続くように。という内容
③①、②に関連して当時、戦争という間違いを起こす為に利用された歌だから
だと思います。他にもそれぞれ理由はあるでしょうが、
とにかく戦時中ナショナリズム的に利用された歌だから嫌だというのが大多数でしょう。
でも今現在では天皇というのは日本の象徴で、
その象徴の元この国が恒久的に続く事を願う。と解釈することも出来ますよね。
こじつけではありますが。
また、君が代なんて比じゃないほど
彼らが聴いたら頭に血が上って死んでしまうんじゃないかという国歌は存在します。
その代表例がフランスやイギリスの国歌です。すみませんが、内容は調べて下さい。
しかも、生徒・保護者は良いにしても教職員と言うのは公務員なんですから、
国の歌や国旗が嫌いだとかありえないお話ですよ。
それでも嫌なら処分されてガタガタ文句垂れる前に辞めていただきたい。
そんな教師に当たった生徒と保護者が可哀想。
「愛国」について。
「国歌」というのは、どの国にもある事は確認しました。それは時代によって変わったりするし、
人々を一体化させるために利用されるケースがある事もわかりました。
では、この風刺画で安倍首相を彷彿とさせる男性が「愛国」と言っています。
チラシの内容的に悪者扱いされていることは想像に難しくありません。
突然ですがこんな例え話をさせて下さい。
皆さんが生まれた、若しくは住んでいる街や地域に外国人が来ました。僕の場合、東京の葛飾区です。
すると外国人が言いました。「この街は汚いし狭いし臭い。 そんでもって魅力も無い。」
田舎だから。と開き直る事もありますが、それでも気分は悪いですよね?
はたまた、今度は私たちが外国へ旅行したとしましょう。
その時、外国人が「日本や日本人はダメだ。俺は大嫌いだ。」などと言っていたらどうでしょう。
顔には出さないでしょうが、やはり気分は悪くなりますよね。
なぜ気分が悪くなるかと言えば、
それは自分自身が生まれた国や地域に対して郷土愛があるからです。
人によっては生まれ育った場所が嫌いだという気持ちを持っているかもしれませんが、
地球上で生活する殆どの人は自分が生まれた故郷が好きだと思います。
ですから、よく問題にされる「愛国心」と言うのは人の基本的な思想の一つだと考えます。
ただし、その愛国心を強制させるのは良くないと思っています。それだって自由ですもんね。
「国防」について。
戦争は良くありません。これは本当にそうです。外国から見れば自衛隊だって「軍隊」です。
日本はアメリカが守ってくれている。核兵器も原則に則り関わらない。平和な国です。
日本を守ってくれるはずのアメリカ軍が沖縄に住む日本人女性を強姦する事件。
日本を守ってくれるはずのアメリカ軍基地を飛ぶ兵器が民家のある街に突っ込んでも平気。
中国や韓国の反日運動とかはかなり腹が立ちますが、
アメリカの日本をバカにする姿勢にも十分腹が立っています。
ネットでは韓国人などの犯罪がニュースで取り上げられないと言っていますが、
アメリカ政府や軍の日本に対する事件も取り上げることは少ない気がします。
バイト休憩中、週刊誌をチラッと読んで「初めて知った。」とゾッとした事を未だに忘れられません。
というかアメリカ政府が上手く反日的な中韓を利用して日本人の反米感情を上げないように
しているという感じもしている。
つまるところ、自分のことは自分で守らなくてはならない。という事でして。
アメリカがバックに付いていることはとても心強いですが、それでも
少なからず自衛隊ぐらいは持っていたほうが良いと思うのです。
この三つとも、どの国でもあるものなので「悪」という描き方をしている事に違和感を感じ、
こう書いていますが、ここは違うとかありましたらご鞭撻下さい。勉強になります。
ただ、このチラシの中でも唯一納得できたところがあります。
安倍首相の様な男性が壊れた福島第一原子力発電所を隠すようにして、
「コントロールされています」と汗をかきながら世界中の人々に説明している絵。
本当にコントロールできてないじゃないか!と思っていて、そこは嘘つくな!という気分です。
東京でオリンピックが開催されるのは嬉しいですが、反面申し訳ない気持ちもあります。
しかし、チラシの「君が代」問題とは全く関係無いですよね。
ただ単に今の安倍首相の政権に楯突きたいだけな気がする。
でもって、このチラシを配っている団体のブログを覗いてみたのですが、それもまたヒドかったんです。
もう詳しくはアクセスして実際に見て欲しいのですが…
「チラシを配っていたら校長などに止めろと言われたが止めなかった」
「校門前ではあるが公道だから何しても問題ない」
「チラシのゴミが街中に捨てられて住民が困ってる? 私たちの問題ではない!」
「今回は○割の生徒が受け取ってくれた」
という感じでチラシ撒きの報告を高校名を伏せ字にしてやっていますが、本当にヤバい。
学校前でチラシを配っているので、その学校の校長や教職員が「やめて」と言っているのに、
「公道だから問題ないでしょう」と反論しなおしていたり、
バッグを公道に置きっぱにしながらチラシを撒く行為だとか、
「教員や学校は都教委の奴隷だ」なんて事を記事にしてました。
あのねぇ、記者が誰か知らないけど例えば自宅前で誰かがビラを配りまくってたら
気分悪いでしょう? 迷惑だと思う人も居る訳です。 注意されても尚、それを堂々と
やりのけて配り続けたぞ!って最早バカッターレベルだと思うんです。
あと、うちの学校だけかもしれないけど、あなた達、敷地内に入ってましたからね!
定時制高校の生徒や保護者にも配る粘り強さは賞賛されるべきですが、
迷惑だと言われたら素直に引くべきです。
そうしないと危ない集団だと思われて逆効果ですよ。
右翼でもネット右翼でも、左翼でも無い中道的な僕が今回思った事です。
それぞれ主張したいことはありますが、それでも強くやり過ぎると人々は引いてしまう物です。
長文、乱文、大変失礼いたしました。
ここまで読んでいただき本当に有難うございます。
間違いや勘違いなどありましたらご鞭撻下さい。お願い致します。
では最後に某団体の御言葉で締めたいと思います。
―まだ間に合います。基本的人権・国民主権の憲法原則を大事にして、若い皆さんが自分の考えをしっかり持って、どうしたら良いのか、いっしょに考えていきましょう。
決定することのできるのは皆さんひとりひとりです。きょうはそういう門出の日です。
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