業界初ハイレゾ対応カラオケ JOYSOUND MAX2で歌ってきました！

２０１５年の夏にJOYSOUND MAXが登場して直ぐに歌いに行ってから早いもので２年が経過。当時、JOYSOUND MAXの音源が全面的に変更された事と本体デザインの完成度が高い事、採点ゲームの完成度と直営店舗の対応レベルが低い事を紹介しましたね。


この二年間でカラオケ業界も大きく変わってきました。シダックスは第一興商と何らかの形で手を組み全国の店舗に導入されているJOYSOUNDシリーズを一台残らず解約してDAMシリーズへ取替えた事で一部のJOYSOUNDユーザーからは『もうシダックスは利用できない』と残念がる声が上がっています。また、そんな第一興商は「カラオケマック」を運営する会社を買収し、更なるシェア拡大へと努めているように思います。


カラオケ店舗数では、こちらも第一興商のBIG ECHOが首位であるものの、コシダカのまねきねこが迫ってきています。その対抗か第一興商は数年以内に店舗数を550にすると発表しました(→日本経済新聞／第一興商、カラオケ「ビッグエコー」出店２割増　550店に )。今以上にカラオケ店で溢れかえる事は想像に難しくありません。



…あれ、そういえばJOYSOUNDのエクシングは？という声が聞こえてきそうですが、一応話題は有ります。


『エクシング…(中略)最終損益は18.9億円の赤字に』


今回はレコード会社のテイチクエンタテインメントを買収したことを理由にしていますが、今までも赤字を繰り返してきています。BMB(UGA)を買収した時もそうでした。裏に親会社のブラザーがいるからこそできる経営です。カラオケ業界自体は微増とは言え右肩上がりを続けていますが、カラオケ機器の販売だけでは生き残ることのできない厳しい業界なのでしょう。過去にパイオニアやセガと言った大企業でさえ淘汰された珍しい世界です。


そんな明るいニュースの無いエクシングから新機種が登場しました！(めっちゃひっぱる)

JOYSOUND MAX2なう
業界初のハイレゾ対応カラオケ。 pic.twitter.com/GXLOyQJp19

— あきらんぬ (@akiralan) 2017年7月24日

大学の友人から「カラオケ行こう」と誘われたので新機種で歌いたい事を伝え、図らずも店舗は以前と同じJOYSOUND中野店になりました。

最新機種はJOYSOUND MAXという名前だそうです！！！（意地悪）

これがJOYSOUND MAX2

水色をベースにしたアミューズメント感あふれる本体デザイン。

JOYPadも新しいモノになっています。

初代のJOYPadは平べったいので机の上で操作するには向いていませんでしたし、持ち上げるのも少し大変でした。これをSmartDAMシリーズの様に自立するデザインにしたのは良いと思います。

本体右側中央にはハイレゾカラオケ(Hi-Res KARAOKE)シールが貼られています。

フラッシュオンで撮影。先代MAXよりチープな見た目になった。

曲に合わせてライトが変化するのは相変わらず。

友人から歌い始める。音質は良い。

ARENA SOUNDは…LIVEDAM STADIUMのライブサウンド機能のオマージュですね。

今回もフリータイム。ドリンクバー付きの11:00～18:00で1,080円。
お手頃と言える。

もちろんアイスも食べ放題。

JOYPad前面。

倒しても使える。

毎度恒例の採点結果晒しは、これ以外にも高得点が出たのですが撮影しなかったため２曲分だけ紹介します。

総評コメントのバリエーションが増えた気がします。また、しゃくりの反応精度が大変良くなりました。音程の38点台ストップ現象は今回も見受けられたものの総合得点は概ね納得いくものになったと言えます。




ところで、ハイレゾ対応になったことによる効果の件ですがハッキリ言うとそこまで違いは判りません。マイクに発した声のデータがハイレゾになって遅延が無くなったと紹介されていますがヒトにはわからないレベル。大事な音源に関しては元々の音源をハイレゾ相当へ変換するにとどまっています。


音源が大幅に変わり、聴き/歌い心地が良くなったJOYSOUND。しかしいまいちカラオケユーザーの心をつかみ切れていない気がします。このままDAMシリーズ一強が続くのは市場原理的に良くありません。なんとかエクシングにも頑張ってもらいたいです。JOYSOUND MAX2、良かったです。