今年の5月中旬頃、JOYSOUNDのサイトに『JOYSOUND史上初!『ユーザー向け新機種発表会』開催決定!』というページが登場した。
「頂点は誰にも超えられない。」という明朝体のキャッチコピーと共に、「カラオケ新時代へ、進路をとれ。2015年夏 新カラオケ登場」と一文が添えられている。
現在、日本国内のカラオケ機種市場はJOYSOUNDのエクシングとDAMの第一興商の2社で占められている。一時期コマーシャルが話題となったUGAシリーズの開発・販売をしていたBMBは数年前エクシングに吸収され、ここ最近ではカラオケチェーン店のまねきねこを運営する株式会社コシダカも「すきっと」という独自のカラオケ機種を発表し各店舗への導入を進めているが、曲数の少なさや音質の悪さ、システムの使いにくさが相まって悪評が飛び交っている。
そんな新規参入が難しいカラオケ機種市場ですが、今年の4月に第一興商が新機種「LIVEDAM STADIUM」を発売した。それ以降、前機種「LIVEDAM」の時よりも断然早いスピードでもって各店舗へ導入されている様に感じる。僕自身も4月18日に「LIVEDAM STADIUM」を体験してきました。どこかLIVEDAMの完成度の高さを感じさせるモノで、新登場した精密採点DX-Gのシステムや見た目などがかっこよくなり、サラウンドシステムが追加された事も進化したとは言え驚きでは無かったです。
そこにエクシングがJOYSOUNDの新機種を持ってきた、という流れです。
新機種を発表するにあたっては大体どの業界も店舗の経営をしている人への説明会しか開かないことが常で、今年の3月に行われた第一興商の発表会も一般人は入れませんでした。
しかし今回のJOYSOUND発表会では、うたスキに登録している一般人を招待します!という面白い試みをやってくれたエクシング。新機種への本気度が伺えます。
発表会に招待されるのは抽選で100名までだったのでダメ元で応募しました。
…数日後、「【JOYSOUND】ユーザー向け新機種発表会ご当選のご案内」というメールが送られてきました。そこに記載れていたURL先で個人情報などを記入し送信。
つまり当選したってこった(笑)
なかなかお目にかかれないJOYSOUND封筒!
開封すると「JOYSOUND 新機種発表会ご招待状」と書かれたカードが入っていた。
カードを裏返すと、先ほど紹介したサイトにも記載されている当日の日程が書かれていた。
また、来場した人には特製PlugAirとやらを配るそうだ。これについては発表会後の暇晒で紹介できたら、と思う。
さて、ここからは新機種がどんなものなのかを既に出回っている情報とともに推測していこうかな、と思います。
まず、機種名。
「JOYSOUND MAX(ジョイサウンド マックス)」と「JOYSOUND 響(ジョイサウンド ひびき)」の2機種だそうです。前者がデイ市場向け、つまり新フラグシップモデルの名前で、後者がナイト市場向け、つまりスナックなどの夜のお店向け機種の名前だそうです。
次に、キョクナビ名。
「JOY Pad(ジョイパッド)」です。これはSmartDAMのようにタブレット型の端末になりスマートフォンの様な操作方法へと様変わりするんだとか。常に利用するモノなのでデザインが気になりますね。
これら名称については、「特許情報プラットホーム」というサイトやカラオケストランドさんのスタッフブログにて確認済みです。
・特許情報プラットホーム
・カラオケストランドさんスタッフブログ
「好きな曲を好きなように全力で歌おう」というコンセプトで作られているらしいですが、JOYSOUNDf1の時に音源を一新してだいぶ歌いやすくなったので、それ以上に良くしてきたのか、はたまた全力で歌うためにサラウンドシステm…おっと、これはライバル機種のことか。。
おそらくうたスキ関連のサービスにメスを入れるものと思われます。
「スゴオト」の音源を廃止したり「うたスキ」の一部サービスを取りやめたり…とこの数カ月間で大分動きがあったので新サービスが来ても良いんじゃないかな、なんて。
それと、エクシングはレコード会社の買収もしたのでこれにより特に演歌系の曲にも強くなりそう。また、DAMシリーズにある「まま音※」に類似したサービスも出来るのかな、と考えています。
※「まま音」=カラオケ特有の打込み音源では無くCDのインストゥルメンタル音源をそのまま利用したカラオケのこと。現在一部のDAMシリーズでしか展開されていない。
とにかく、JOYSOUNDは打込みが雑な事が多いのでそれを改善すれば良くなる。そして何より23万曲以上もある過去の音源に関しても、せめて人気曲だけで良いから見直し作業などしてくれたら良いかなぁ… 無理か。
質より量のJOYSOUNDか量より質のDAM、という現状を質と量どっちもなJOYSOUNDにすれば、CROSSOからf1の時に見られたJOYSOUND人気が戻ってくるんじゃないかなと思います。
何よりも今ってDAMのマーケットシェアが65%(※)らしいので、その牙城を壊すには並大抵の努力では敵わないということは一般人の僕でも分かることです。しかし、それにめげず市場を活発なものにしてお互い切磋琢磨して下さい。→カラオケ業界がもっと盛り上がれば何よりです。
※ダイヤモンド・オンライン『林 三郎 第一興商社長 カラオケで高齢者を元気に』より抜粋
こんな感じ。今まで「おぉ、そう来たか」というサービスを展開してきたエクシングなので今回も驚かせてくれるんじゃないかな、と密かに期待しています。
今度こそ頂点を超えられるか!?JOYSOUND!!
実際に6月6日(日)に開催されたJOYSOUNDMAXの発表会の様子を「6月6日にニコファーレで行われたJOYSOUND MAXのユーザー向け発表会へ行ってきました!」という投稿にて暇晒しましたのでそちらもご一緒に御覧ください!
0 件のコメント:
コメントを投稿